2012.06.01
【米国】USPS、デジタル・ソリューションズ・グループを新設へ
USPSは、様々なデジタル商品・サービスを開発するためのデジタル・ソリューションズ・グループを新設した。
新部門の責任者は、これまでPresident兼マーケティング/販売最高責任者を務めてきたポール・ボーゲル氏。同氏に代わるマーケティング/販売最高責任者には、マーケティング業界のベテランで最近までコカ・コーラの副社長だったナギサ・マナベ氏が就任した。
（USPS 2012年5月21日組織図等）
（ひと言）
USPSパトリック・ドナホー総裁（Postmaster General）は、新部門が、変化する利用者のニーズに対応する一助になること、また来年には本格的な事業部門に成長すると期待している。
ドナホー総裁は、デジタル環境での成長の余地は大いにあるとし、デジタル・ソリューションズ・グループを母体として、急速に変化するデジタル技術に対応する柔軟性を備えた事業部門に育てていくと語っている。
これまでUSPS経営幹部の間では、デジタル・プラットフォームへの進出が郵便量の減少をさらに促進するのではとの懸念もあった。しかし、2011年には、USPSのウェブサイトを刷新するなど、オンラインでのサービス提供にも力を入れ始め、USPSのウェブサイトは現在、1日100万件以上のアクセスを記録するようになっている。