2014.07.02
【米国】連邦航空局(FAA)、娯楽用小型無人機の利用を制限
連邦航空局(FAA)は、娯楽用無人機や模型飛行機を空港から5マイル以内で飛ばすことを禁止。6月23日の通達では、「全米航空システムの安全を脅かす模型飛行機に対して、FAAの取締権限を発動する」と説明している。
同局が模型飛行機とするのは55ポンド以下のもので、航空管制官からの許可がない限り、空港付近での飛行は禁止される。
FAAの規則は、企業が娯楽用無人機を商業目的に使用することを明確に禁止するため、無人機を使った商品配達を計画するAmazonなどは大きな影響を受けることになる。
この新規則は即時施行開始される。
(FAA 2014年6月23日等)
(ひと言)
今回の措置は、2014年3月に発生した無人機と航空機のニアミスを受けてのもの。模型飛行機は地上400フィート以上を飛行することも禁止され、墜落した場合、誰かに当たる危険が高い人口密集地上を飛行することも許されない。
FAAは、商業目的と娯楽目的の違いを示す例をいくつか挙げている。例えば、私用の写真を撮影するために模型飛行機を飛ばすことはできるが、不動産会社が売家の写真撮影に模型飛行機を使うことはできない、等。