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物流ワールドニュース

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海外主要国及び国際機関等における物流・郵便事業に関する最新の情報を定期的にホームページに掲載していきます。

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2012.07.05

  • 中国

【中国】中国国家郵政局、フェデックスとUPSに中国国内エクスプレス業務認可

 「エクスプレス事業経営許可管理弁法(快递业务经营许可管理办法)」および「エクスプレス事業経営許可年度報告規定(快递业务经营许可年度报告规定)」に基づき、中国国家郵政局は6月21日付の国内エクスプレス業務認可リストを発表した。
 同リストには米国のフェデックスとUPSが掲載された。認可を取得したのは、それぞれの現地法人、聯邦快遞(中国)有限公司(フェデックス)と優比速包嚢運送(広東)有限公司(UPS)。
 今回のリストで新たに認可を取得したのは計152社(リスト掲載総数260社)で、以前から国内でエクスプレス事業を展開していた順豊速運(集団)、中国郵政グループのEMS部門である中国郵政速逓物流(郵政速逓)も、制度変更に伴いグループ内各社で同認可を取得している。
(国家郵政局HP 2012年6月21日等)

(ひと言)
 中国は外資系企業については、今も国内郵便物のエクスプレス業務は禁止している(同業務はエクスプレス業務の20%程度を占め、利益の幅は最も大きいと言われる)。現在、フェデックスとUPSの中国国内での市場シェアは0.3%程度であり、業界関係者は、短期的には両社の市場参入は大きな影響をもたらさないとして静観している。
 しかし、外資系企業は国内の民間速達業者と比べ経営効率が高く、中・長期的には影響が出てくるという指摘もある。
 また、中国航空運輸協会は、宅配を名目にした国内航空運輸業界への参入だとして反発していた。