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物流ワールドニュース

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海外主要国及び国際機関等における物流・郵便事業に関する最新の情報を定期的にホームページに掲載していきます。

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2013.03.04

  • スペイン

【スペイン】コレオス、ビジネスモデル改革4か年計画を発表

 スペインの郵便事業体コレオス(Correos)が、効率性・融通性・持続可能性・顧客サービスの向上を目指すビジネスモデル改革4か年計画を発表した。
2012年12月に発表された「100-300-1,500行動計画(100-300-1,500 Action Plan)」では、民間郵便会社やインターネットとの競争の激化に対応するため、同社が短・中・長期的にとる行動を具体的に示している。
コレオスは、事業を多角化し、新しい商品群を売り出すことにより、縮小し続ける伝統的な郵便事業への依存度を低下させることを、この計画の最優先事項の1つとしている。
 また、業務の効率化をさらに進め、2,300局超の郵便局網と5万5,000人超の従業員による広範な配達網とを最大限に活用することにも力を入れようとしている。
 さらに、この計画には、即応性と意思決定能力を向上させるための社内組織の再編も含まれている。
(Correos 2012年12月18日等)

(ひと言)
 スペインの郵便市場は2011年1月に完全自由化されたが、コレオスは一部のサービスを1960年当時のままで行いながら、民間と競争している。スペインでは、インターネットの普及に伴って郵便物数が2007年当時より25%も減少しており、同国は、欧州諸国の中で1人当たりの郵便物数が最も少ない国の1つになっている。
この計画のもとで、コレオスは、最優先する行動を100日以内に完了し、追加的な対策を300日以内にとり、完全な改革を1,500日で完了することにしている。