2013.03.04
【ポーランド】インポスト、国内郵便市場自由化後初の郵便配達契約を獲得
ポーランドの民間郵便会社インポスト（InPost）が、国内郵便市場の完全自由化後初の郵便配達業務契約を受注した。
同社が、今回、国内第4位の大都市であるヴロツワフ市から受注した契約は、2013年1月から1年半にわたって、110万通以上の定形書状のほか、書留郵便や返信はがきなどを国内外に配達するもの。
同社は、競争入札に参加する機会を獲得するための“長年にわたる苦闘”を経て、最初の一歩を踏み出したという意味で、今回の契約を重要視している。
（Integer.pl 2013年1月11日等）
（ひと言）
ポーランドでは2013年1月1日より郵便市場の完全開放が行われた。
インポストは、印刷物配布業者インテジャー・グループ（Integer.pl Group）の郵便事業子会社。同社は、ネット通販利用者が注文品を24時間いつでも安全なロッカーで受け取れる自動小包受取装置（APT）により世界郵便賞（World Mail Award）を受賞している。2012年8月には、この事業を国際的に成長させるため、ルクセンブルクに本拠を置く投資会社アステリナ・インベストメンツ（Asterina Investments）との合弁会社、「イージーパック（easyPack）」ブランドの合弁会社を設立した。
同社は欧州の複数の郵便事業体にAPTを供給する契約を結んでいるほか、南米やオーストラリアでも契約を締結している。
また、インポストの顧客サービス店舗で保険の販売も計画している。