2013.03.04
【ポルトガル】ポルトガル政府、2013年6月末までにCTTの民営化手続きを開始予定
ポルトガル政府が、ポルトガル郵便株式会社（CTT Correios de Portugal）の民営化手続きを2013年6月末までに開始しようとしている。
同政府は2013年1月にIMFに提出した報告書の中で、大幅に遅れていたCTT民営化計画を今年末までに完了する意向を示した。
CTTの民営化は、2012年5月に同国がIMFとEUから780億ユーロの救済を受けた後の再建策の一環として、ポルトガル航空（TAP）など他の国有会社の売却と共に実施される。
（IMF 2013年1月16日等）
（ひと言）
CTTの民営化の遅れは、同社を投資家にとって魅力的なものにするための、同社自身と郵便規制との両方の改革がなかなか進まなかったため。
ポルトガル政府は、同国の債務に関してIMFと交わした覚書の中で、CTTのユニバーサルサービス事業者指定について再交渉し、2020年までとなっている指定期間を短縮する方針を示している。