2014.04.04
【ポルトガル】CTT、2013年通期は大幅増益
ポルトガルの郵便事業会社CTT（CTT Correios de Portugal）は歴史的な民営化の年となった2013年を、営業利益63％増、純利益70％増という好決算で締めくくった。
2013年通期の営業利益は報告ベースで53％増の8,720万ユーロ、潜在ベースで16％増の9,600万ユーロだった。純利益は報告ベースで70.7％増の6,100万ユーロ、潜在ベースで27％増の6,750万ユーロだった。営業利益率は報告ベースで前年の8％から12.4％に改善し、潜在ベースでも前年の11.6％から13.6％に改善した。
（CTT 2014年3月12日等）
（ひと言）
2013年の収入は1.3％減の7億500万ユーロだったが、「郵便物数は減っていても他事業が成長しているおかげで、長期的な収入の減少は鈍化した」と経営陣は強調する。
2012年の収入の減少率は6.7％だった。同社の財務状態が改善した主な要因は、営業経費を3.5％減らしたことだった。希望退職者を募集して常勤従業員を1万1,730人にまで減らした（削減率4.7％）ことなどにより、同社は人件費を2.8％圧縮した。