[HTML]
H1

物流ワールドニュース

コンテンツ

海外主要国及び国際機関等における物流・郵便事業に関する最新の情報を定期的にホームページに掲載していきます。

お知らせカテゴリー表示
国名等選択
お知らせ年度表示
掲載年選択
お知らせ表示

2015.03.04

  • 英国

【英国】郵便局会社、金融サービスの商標を「ポストオフィス・マネー」に

 英郵便局会社は金融サービスの商標を「ポストオフィス・マネー(Post Office Money)」にすると発表した。
 同社はすべての金融サービスをこの1つのブランドにまとめ、2020年までに英国有数の金融サービス業者になることを目指す。
 毎週1,700万人超の顧客にサービスを提供している郵便局会社は、アイルランド銀行(Bank of Ireland)と提携して金融サービスを提供している。
 「ポストオフィス・マネー」の商標を使うことで競合他社より目立ち、顧客の認知度を高めることができると同社は話す。「ポストオフィス・マネー」のサービスは、全国1万1,500か所の郵便局とオンラインとで利用できる。
(Post Office 2015年1月26日等)

(ひと言)
 郵便局会社は、新ブランド「ポストオフィス・マネー」創設後初の商品として、革新的なオンライン個人貯蓄口座(Individual Saving Account:ISA)を立ち上げた。従来の預金型ISA(cash ISA)は、一会計年度あたり一保有に制限されていたため、顧客からの不満が多く寄せられていたが、新たなオンラインISAは、複数の商品を傘下に置くことのできる総合口座(Holding Account)の形で提供され、顧客の利便性が向上するとともに、非課税で貯蓄できる商品の幅が広がることになる。
(※)ISAとは、個人の貯蓄や投資を支援する目的で、従前のPEP(Personal Equity Plan:個人株主制度)やTESSA(Tax Exempt Special Savings Account:非課税貯蓄勘定)を統合する形で1999年に導入された制度。預金型の他に株式型ISA(Stocks and shares ISA)があり、預金型、株式型とも一人一口座を開設でき、非課税投資額(一会計年度あたり)は両方合わせて11,520ポンドまで(預金型ISAの限度額は5,760ポンド)。子どもの将来の資産形成を目的とした18歳未満対象のジュニアISA(預金・株式口座)も導入されている。
 2014年に日本が導入した「少額投資非課税措置(NISA)」(日本版ISA)のお手本となったもの。