2013.09.30
【UPU】UPU、ラテンアメリカの郵便事業体の経営改善を目指す協定に調印
UPUは「米州・スペイン・ポルトガル郵便連合(Postal Union for the Americas, Spain and Portugal: UPAEP)」との間で、ラテンアメリカの公的郵便事業体が市場シェアを奪還する取り組みに協力する協定に調印した。
このラテンアメリカ向けの取り組みは、郵便分野の改革、サービス品質の向上、現在10カ国超が参加しているCorreogirosという電子送金サービスの拡大に焦点を当てている。
これら地域では、一部の事業体は着実に経営を改善しているものの、大半の事業体は今も苦戦を強いられている。
ラテンアメリカ地域の公的郵便事業体は、怠慢と郵便規制の不備とが原因で、民間会社に市場の大部分を握られたことにより、市場シェアを20%未満にとどめていると、UPUは推測している。
(UPU 2013年9月10日等)
(ひと言)
今回締結された協定のもとで、UPUは、品質管理策や安全対策プログラムなどサービス改善につながる施策なども、各事業体が実行できるよう協力する。