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物流ワールドニュース

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海外主要国及び国際機関等における物流・郵便事業に関する最新の情報を定期的にホームページに掲載していきます。

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2012.12.04

  • カナダ

【カナダ】カナダ・ポスト、2013年からCMPB設置費用を住宅開発業者に請求

 カナダ・ポストが、2013年初めから、コミュニティ用集合郵便受箱(community mail and parcel boxes: CMPB)の設置費用を賄うための新料金を宅地開発業者に課す。
 同社は1月から、新住宅地へのCMPB設置料金として、1住所当たり200カナダ・ドルを宅地開発業者に請求する。
 アパートやマンションなどの共同住宅は、住宅開発業者がすでに集合郵便受箱の設置費用を負担しているため、新料金の対象とならない。
 カナダ・ポストは現在、1,500万件の住所に郵便物を配達しているが、人口増に伴って、国内の住所は毎年15万~20万件ずつ増加している。郵便物数が減り続けているにもかかわらず、配達先住所は増加しているため、同社が負担する配達コストは年々増加しており、これ以上、新住所の増加によるコスト増を吸収することはできないと訴えた。
(Canada Post 2012年11月8日等)

(ひと言)
 コミュニティ用集合郵便受箱(CMPB):カナダ・ポストが提供している、「安全で便利なワンストップで差出しもでき、郵便の配達も行われる、個人用鍵付きの郵便受箱」。
 現在、全世帯の4分の1に相当する約380万世帯がCMPBを利用している。
カナダ・ポストは、水道会社や通信会社などの公共事業体が宅地開発業者に設備設置費用を請求しているのと同じやり方で、当社もCMPB設置料金を請求できるはずだと主張している。