2014.07.31
【英国】BIS委員会、ロイヤルメールIPO価格の誤判断で政府を批判
7月10日の政府発表に先立って公開された、昨年10月のロイヤルメールのIPO(新規株式公開)に関する報告書で、国会の産業・技術革新・職業技能委員会(Business, Innovation and Skills Committee: BIS Committee)は「英国の納税者はロイヤルメールの上場時に相当な損をした」と指摘した。
BIS委員会は「IPO価格を低く設定しすぎたことで、国は10億ポンドもの損を被った」と述べた。
(Parliament 2014年7月11日等)
(ひと言)
同委員会はまた、政府はロイヤルメールを民営化する際、同社の所有地を売却対象としたことによっても損をしたと指摘し、ロンドン市内の一等地3か所を含むロイヤルメール所有地は8億3,000万ポンド相当の価値を持つ可能性があり、民営化プロセスから除外されるべきだったと述べた。