物流ワールドニュース

　コンサルティング会社アクセンチュア（Accenture）が3月13日、『郵便産業界で実績を上げる（Achieving High Performance in the Postal Industry）』と題する研究報告書を発表した。
　この報告書は、世界24の公営郵便機関と民間配送業者2社（フェデックス、UPS）を対象に行ったもの。
　報告書では、商品・サービスの多様化が、郵便事業体が生き残るための鍵となることを示唆している。また、民間セクターとの競争は、徐々に進む伝統的な郵便物数の減少より、郵便事業体にとって大きな脅威になりうると警告している。
（Accenture 2013年3月13日等）

（ひと言）
　電子通信が主流となる社会への変化に対応した適正なビジネスモデルを、大手郵便事業体はまだどこも見つけ出しておらず、郵便市場で提供されているデジタルサービスで、目立った利益を上げたり社会に幅広く受け入れられたりしているものはまだないことも指摘している。