2013.04.03
【欧州】欧州の書状配達サービス品質、2012年もEUの基準を達成
国際郵便機構（IPC）の調査によると、欧州の書状配達サービス品質は、EUが正式に定めた基準を引き続き大きく上回っている。
EUは、域内の郵便物の85％を差出後3日以内に配達するという「迅速性目標」と、97％を差出後5日以内に配達するという「信頼性目標」とを掲げているが、IPCが年1回行っているUNEX調査によれば、2012年はどちらの目標も達成された。これらの目標は、15年連続で達成されたことになる。
（IPC 2012年3月22日等）
（ひと言）
2012年は、国際プライオリティ書状および国際ファーストクラス書状の93.1％が差出後3日以内に配達され、98.4％が5日以内に配達された。平均送達日数は2.2日だった。
この調査は、EU加盟27か国にクロアチア、マケドニア旧ユーゴスラビア共和国、アイスランド、ノルウェー、スイス、トルコ、ボスニア・ヘルツェゴビナの一部、およびセルビアを加えた35か国を対象としており、EU指令が求めている「独立した第三者による包括的な国際郵便監視システム」に対応したIPCのUNEX（(UNipost External monitoring system：サービスの質の監視システム）により計測された。