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2026.06.29

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【EU】アップルが「デジタル市場法」を理由にEUにおけるSiri AIのリリースを延期も、欧州委員会は問題の所在はアップル側と反論

米アップル社は6月8日、EUの「デジタル市場法(DMA)」における規制上の不確実性を理由に、次期OS「iOS 27」及び「iPadOS 27」で提供を予定していた「Siri AI」のリリースをEUでは見合わせると発表した。

同社は、DMAが課す相互運用性の義務や競争ルールが、ユーザーのプライバシー保護やデータセキュリティの担保と相反する恐れがあると主張。欧州委員会は、そのDMAに対する極端な解釈の下で、相互運用性要件に関するアップルの安全対策をすべて受け入れなかったと批判した。特に、「Siri AI」がEUで利用可能になった時点で、あらゆる仮想アシスタントにユーザーのプライベートデータへ直接アクセスする権限と、インストール済みの他アプリを直接制御する権限を与えなければならなくなるとした。EUユーザーは、今年後半にリリース予定の最新OSで提供される新たなSiriや高度なAI連携機能を利用できなくなる。なお、アップルは、欧州委員会と解決に向けた協議を継続する方針だが、提供開始時期については現時点で未定としている。

これに対し、欧州委員会はDMAの公式サイトにおけるQ&Aを更新し、反論を行った。具体的には、「DMAには、アップルがEUで新製品やサービスを導入することを禁止する規定はない」とし、製品やサービスを展開するかどうかはアップルが判断するものと指摘。欧州委員会はアップルと協議を重ねて来たものの、「アップルは、DMAに準拠した相互運用性に関する現実的な提案を行わなかった」と批判し、問題の所在はアップル側にあるとの見解を示している。