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2026.04.27

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  • 中国

【中国】上海市の海底データセンター、冷却設備不要で敷地面積は陸上型の約10分の1

上海市東部海域に設置された臨港海底データセンター(DC)は、海上建造物として建設され、主要設備は海面下10~15mに位置する。海面上の高さは32メートル、総重量は1,950トンに及ぶ。冷却設備を必要としないため、同等の計算能力を持つ陸上型DCと比べ、敷地面積を約10分の1に抑えることが可能となっている。同DCは海底に固定され、年間平均気温15度の海水を天然の放熱源として利用することで、陸上DCで不可欠とされる冷却用電力や淡水の使用を不要としている。運営会社の上海海蘭雲社によると、本施設ではバックプレーン空調方式を採用している。サーバから排出された高温空気によって銅管内の冷媒が液体から気体へと相変化し、浮力により冷却層へ上昇する。冷却層では海水との熱交換により冷媒は再び液体化し、重力によってサーバ部へ戻ることで、外部動力を必要としない熱循環を実現している。電力は洋上風力発電所から供給されており、PUEは1.15以下に抑えられている。一般的な陸上DCのPUE(1.4~1.6)と比較して高い省エネ性能を有する。同DCは国際DCにおけるエッジコンピューティング拠点として、越境データ処理や国際EC決済業務に特化しているほか、フィジカルAI(具身知能)や自動運転など、新たな成長領域を支えるグリーン計算力を提供している。

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