政府は3月17日、AIと量子技術に総額25億ポンド(約5,250億円)を投資し、G7最速のAI導入と量子分野での世界的主導を目指す方針を発表した。これはリーブス財務相がメイズ講演(金融・経済政策に関する最重要スピーチの機会)で示した「成長の三つの重点領域(イノベーションとAI、欧州との関係深化、地域成長)」の一環。政府は、世界で初めて量子コンピュータを商用規模で導入する国家となることを約束し、最大10億ポンド規模の調達プログラムを開始する。量子技術は向こう20年で10万超の雇用と2,120億ポンドの経済効果を生む可能性があると見込む。また、国内AI企業を支援する5億ポンドの「ソブリンAI基金」を4月に創設し、研究ハブへの1,380万ポンド、人材育成への1,200万ポンドを追加投入する。リーブス財務相は、時代を定義する技術としてAIを位置づけ、英国が主体的に技術導入を進める姿勢を強調。ケンダル科学・イノベーション・技術相も、量子技術が医療、クリーンエネルギー、公共サービスに革新をもたらすと述べた。産業界からも歓迎の声が上がっており、今回の投資は英国がAIと量子技術で世界的競争をリードするための長期戦略の柱となる。
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