オープンAIは2月9日、米国でChatGPTへの試験的な広告表示を開始したと発表した。対象は無料プラン「Free」と低価格プラン「Go」で、それ以外の有料プラン「Plus」「Pro」「Business」「Enterprise」では従来どおり広告は表示されない。同社によれば、今回の取組みはインフラ整備やAI開発のための資金を確保しつつ、ChatGPTへの幅広いアクセスを支援するためのもの。広告はチャットの主題に合わせて表示されるが、回答部分とは明確に区別される。広告が回答内容に影響したり、チャットの内容や履歴が広告主に共有されたりすることはないという。また、健康や政治といったセンシティブな文脈や18歳未満のユーザには広告を表示しない。1日あたりの無料メッセージ数を減らすことで、広告を表示しない設定も選択できる。一方、競合のアンスロピックは対話型AIへの広告導入に否定的な姿勢を示している。同月4日、Claudeで広告を表示しない方針を表明したほか、米国で最も高額な広告枠として知られるNFLスーパーボウルのCMで、対話型AIに広告を導入するオープンAIを揶揄した。これに対し、オープンAIのサム・アルトマンCEOは即座に反発し、ChatGPTはCMで描写されたような方法で広告を表示させないとして、「明らかに不誠実だ」と批判した。
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