サムスン電子とグループ会社は今後5年間で研究開発を含む国内投資450兆ウォン(約49兆円)計画を11月16日に発表した。今回の国内投資計画発表は、最近の米国との関税合意で韓国が米国への巨額投資を約束したことから国内投資縮小の懸念があがっていたことに対するものと受け止められている。サムスンをはじめ、LG、現代、SKの4大財閥が国内での巨額投資計画を相次ぎ発表した。サムスンは地域均衡発展のため首都圏以外の全方位的な地域への投資にも乗り出す。新人採用以外にも青年の雇用創出に積極的に貢献する。協力会社への迅速な資金支援に向けてファンドを積極的に運用し協力会社に支払うインセンティブも強化する方針。半導体投資拡大では、平沢事業場第2団地に新設する5ラインを2028年から本格稼働する。地域均衡発展投資では、サムスンSDSが全南と亀尾に大規模AIデータセンター(AIDC)を構築する計画。サムスン電子は11月初めに買収を完了したドイツ空調メーカーのフレクトグループの韓国生産ライン構築を通じてAIDC市場を集中攻略する計画。雇用創出面ではサムスングループは今後5年間で6万名を新規採用する方針。
韓国・市場に関する詳しい情報はこちらへ