カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は10月13日、AIチャットボット規制法案(SB 243)に署名し、同州法が成立した。AIチャットボットに安全対策を義務付ける米国初の法律となった。新州法は、AIチャットボット開発者に対して、自傷行為や自殺リスクへの対応プロトコルを設置し、必要に応じてユーザを危機対応サービスに誘導することを義務付ける。また、未成年への性的対話を制限するほか、AIチャットボットが人間ではないことや、対話が人工的に生成されたものであることを「明確かつ目立つ」方法で通知することも義務付ける。カリフォルニア州は今年9月、大手AI企業に安全性と透明性の開示を義務づける法律(SB 53法)を制定しているが、今回成立した州法は大手AI企業のみならず、スタートアップにも適用される。
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