北京市通信・インターネット協会(BJCIA)主催による「第22回北京市インターネットフォーラム」が開催され、5G-Aおよび6Gに向けた進展が大きな注目を集めた。北京市では8月末までに14万9,700の5G基地局を整備し、そのうち1万7,000が5G-A基地局、6万5,000がRedCap基地局としてアップグレードされた。5号環状線内や都市副中心などの重点エリアでは、5G-Aによる連続カバレッジが実現している。
研究開発面では、2024年11月に「北京6Gラボ」の建設が始まり、5G-Aから6Gへの技術進化を見据えた取り組みが進行中。産業応用では、北京亦庄にて5G-AとAIを組み合わせたレベル4無人物流車の大規模運用が開始され、平谷区の村播産業園ではダブルギガビット融合実証を通じて、5G-Aの全域カバレッジとギガビットネットワークの導入が進められている。これにより、超高精細ライブ配信やクラウドゲームなどの新たな応用シーンが支えられている。
政策面では、「5G-Aの技術進化及び応用を推進する三か年行動計画」や「5Gの大規模応用船出行動方案」などを通じて産業実装を後押し。今年8月には「5G+工業インターネット実施方案(2025~2027年)」が発表され、2027年までに20の5G工場の建設と、50のソリューション企業の育成を目標としている。
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