AIモデルの訓練に最大700万冊に上る海賊版電子書籍を違法に利用していたとして、その作者等がアンスロピックを提訴した集団訴訟で、9月5日、同社が原告に総額15億ドルを支払う和解案がカリフォルニア州北地区連邦地方裁判所に提出された。なお、同社が海賊版電子書籍を使用したかは確認されていないが、もし敗訴した場合、賠償金は最大で1兆ドルに上る可能性もあり、同社は敗訴による倒産リスクを回避するために和解を選んだとしている。なお、同地裁のウィリアム・アルサップ裁判官は9月8日、本件に関する聴聞を行い、同和解案による早急な和解には懐疑的な見方を示している。
米国・市場に関する詳しい情報はこちらへ