ホワイトハウスは4月9日、トランプ大統領が反競争的な規制の排除を目的とする大統領令に署名したと発表した。この大統領令により、トランプ大統領は各省庁の長に対し、連邦取引委員会(FTC)委員長および司法長官と連携し、自らの管轄下にある全ての規制を見直し、反競争的な制約を課しているものを特定するよう指示した。各省庁の長は、今後70日以内に、すべての反競争的な規制のリストと、必要に応じてそれらを撤廃または修正する提案を、FTC委員長および司法長官に提出することが求められる。撤廃または修正が必要とされる規制は、2025年2月19日付の大統領令第14129号に基づき策定された「統一規制アジェンダ(Unified Regulatory Agenda)」に掲載される。また、この大統領令は、FTC委員長に対し、撤廃または修正すべき反競争的規制に関する意見募集を行うよう義務付けており、FTC委員長は、集まった意見のうち検討に有益とされるものを関係省庁に共有するよう指示されている。
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