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ICTワールドニュース

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2025.04.04

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【EU】欧州委員会、Google検索及びGoogle PlayにDMA違反の可能性ありとする予備的見解を示す

欧州委員会は、3月19日、アルファベットの「デジタル市場法(DMA)」違反調査に係る予備的見解を公表し、Google検索及びGoogle PlayについてDMA違反の可能性があるとした。Google検索について、DMAでは自社サービスを第三者のサービスよりもランキング上厚遇することを禁じているが、予備的見解では、ショッピング、ホテル予約、交通、金融やスポーツの結果等の検索結果について、強調されたビジュアルフォーマットとフィルタリングメカニズムを使用し、自社サービスを検索結果の上部や専用スペースに表示するなどして、自社サービスを類似の第三者サービスより有利に扱っていることが確認されたとした。Google Playについて、DMAは、Google Playなどのアプリストア上でアプリを提供する開発者が、無料で、利用者に対してより安価な代替の選択肢を通知・誘導し、購入すること(ステアリング)を可能にする義務を課している。予備的見解では、①Google Playがアプリ開発者によるオファーや他の配信チャネルへの誘導を禁止することで、ステアリングの特定の側面を技術的に妨げていること及び②アプリ開発者がGoogle Playを通じて獲得した新規ユーザに係る手数料の支払いが、過度に長期間継続するなど正当化できる範囲を超えていることが確認されたとした。欧州委員会が最終的な決定を下す前に、今後、アルファベットには予備的見解に反論する機会が与えられる。