北京市は3月4日、「5G大規模利用『揚帆(船出)』行動の高度化計画(2025~2027年)(意見募集稿)」を公布し、3月11日までに意見を公募する。その中で、5Gの大規模な応用に向けた産業支援、ネットワークサービス、エコシステムのシナジーを全面的に強化し、新型工業化の質の高い発展を支え、6G応用の発展方向を適時に模索し、6G応用の先行試行を実施すると提示している。2027年末までに、5Gの大規模な応用を全面的に実現し、5Gによるあらゆる産業の支援水準を高め、中国をリードする5G応用のベンチマーク都市となる。また、5G普及率の100%達成、モバイルトラヒックに占める5G割合の75%超えを目指し、5G-Aアプリケーションの展開も加速させ、5G及び5G-Aを活用した新消費、新体験を絶えず充実させる。工場や病院等の重点業界分野を対象とした応用実証プロジェクトを創出し、一定規模以上の工業企業における5G応用の普及率は50%に達し、5G RedCapと5G IoTの展開を継続的に深化させ、端末接続数は400万を超え、生産、生活、都市管理の支援を加速する。なお、工業・情報化部や国家発展改革委員会など12の政府部門は、2024年11月に「5G大規模利用『揚帆(船出)』行動計画のアップデート方案」を公表しており、今回の北京市の計画は、中央政府の政策を着実に実施することを目的としている。
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