ICTワールドニュース

マイクロソフトは、2025年1月7日、インドのクラウドコンピューティングと人工知能（AI）技術の拡大に向けて、30億ドルを投資する計画を発表した。さらに同日、2030年までにインドで1,000万人にAIトレーニングを提供する計画と、SaaSBoomiと提携してインドのスタートアップエコシステムを支援することも明らかにしている。Bloombergによれば、人口14億人を超えるインドは、AI分野でも世界的に重要な市場とみなされており、多数のプログラマーを抱えるAI人材供給国としても知られている。今回の投資は、同国での収益成長を支えるものとして期待される。同社のサティヤ・ナデラCEOは、インド南部で開かれたイベントに出席し、「インドにおけるAIの普及速度は非常に魅力的だ」と述べた。マイクロソフトは、ナデラCEOの指揮の下、AIの商用化を推進しており、2025年1月3日にはデータセンター構築に800億ドルを投資することを発表済み。同社は、既にインドで大規模な投資を行っており、バンガロールやハイデラバードなどの技術拠点で2万3,000人以上を雇用している。