ゼネラルモーターズ(GM)は12月10日、収支が悪化している自動運転部門のクルーズへの資金提供を中止、ロボットタクシー事業から撤退することを発表した。GMは2016年に5億8,100万USDでクルーズの経営権を取得。現在までにその株式90%を保有し、総額24億USDに及ぶ投資を行ってきたが、営業損失は100億USD以上に及ぶ一方で、収益は5億USDにも達していなかった。GMは、今回の決定の理由として、ロボットタクシー事業を拡大するためには多大な時間とリソースが必要となることやロボットタクシー市場の競争が激化していることを挙げている。今後、クルーズの技術チームは、GM本体の技術チームと統合され、ハンズフリー運転「Super Cruise」のような部分的に自動化された運転支援システムの開発に集中していくことになるという。
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