数年前までは国を挙げたメタバース産業促進を進めてきた韓国で、ブームの終焉を裏付ける形で大手メタバースプラットフォームのサービス終了が相次いでいる。2024年中は、世界初の行政メタバースプラットフォームとして鳴り物入りで2023年にサービスを開始したソウル市のメタバースソウルが10月にサービスを終了。そして、12月中旬にはモバイルキャリア最大手SKテレコムが力を入れてきたメタバースサービス「ifland」の2025年3月末での終了を発表した。iflandは特に、NAVERのZEPETOとともに、韓国の二大メタバースプラットフォームと目されてきた。SKテレコムは現在、AI企業として生まれ変わるべく社の資源と組織体制をAI中心に振り向けている。メタバース運営のノウハウも今後AI事業に活かすとしている。日本は韓国より一足遅れてメタバースを取り入れだしたが、韓国でのメタバース卒業の動きがどのように波及してくるか、日本の動向も注目される。
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