商務省産業安全保障局は12月2日、対中輸出規制を強化することを発表した。AI技術に欠かせない高帯域幅メモリ(HBM)や半導体製造装置(SME)を輸出規制対象とするほか、中国企業140社をエンティティ―・リストに追加する。これにより、中国のAI開発や半導体エコシステム開発を遅延・阻害する。HBMやSMEについては、米国産の部品や技術が使用されていることを理由に、米国からの輸出だけでなく、第三国からの輸出についても米国政府の許可を義務付ける。ただし、日本やオランダ等は対象外となる。米報道によると、これは同盟国が米国と同様の輸出規制を行う道筋を提供するためで、双方の技術協力を維持しつつ、中国の技術発展を抑制する狙いがあるという。
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