ソフトバンクは、10月2日、同社の「サングライダー(Sunglider)」が、同社の航空機開発パートナーであるエアロバイロメントと国防総省(DoD)が8月上旬にニューメキシコ州で行ったフィールド実験で成層圏飛行に成功したと発表した。なお同機は、2017年以来、高高度プラットフォーム局(HAPS)開発を続けてきた同社の大型太陽光発電無人航空機システム(USA)で、成層圏通信用HAPSとして設計されている。ソフトバンクによると、旧モデルに構造的・機能的な強化を施した改良版のサングライダーは、翼幅78mと公表されている他のHAPS UASより大型で最大75Kgのペイロードが搭載可能だという。エアロバイロメントとDoDとのトライアルでは、DoDの要求をサポートするマルチペイロード、成層圏飛行の実証に成功。同社はこのトライアルを通じて、大型機ならではの高速・大容量・高品質・安定した通信を実現すべく、最新のサングライダーの性能向上を検証し、さらなる改良を加える予定だという。
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