サムスン電子は10月3日に2024年の開発者カンファランス(SDC2024)を開催。サムスン電子はAI時代の競争力を強化し同時成長できるオープンな協業を強調。セキュリティ、個人化体験を高度化し家族構成員をケアする最新AI技術、AI技術のBtoB拡大といった方向性を示した。例えば、家族の音声だけを認識し、宅内でつながる機器やセンサーが家のどこに利用者がいるのか感知して普段の使用パターンに合わせ温度や湿度を調節するといったシナリオを進める。TV・スマートモニター・冷蔵庫等に内蔵したSmartThingsハブをスクリーン搭載家電に拡大することを検討していることも明らかにされた。サムスン家電があれば他のハブが無くても他社のデバイスとの接続が可能となり、これにEdge AI技術を搭載して宅内のIoTデバイスのAI機能を強化する計画。また、サムスン電子は来年からモバイルだけでなくTVや家電の製品群のソフトウェア体験の名称を「One UI」に統合する方針。製品別ソフトアップグレードを最大7年まで保障する。
この日のイベントでは、サムスン電子のAI研究方向とセキュリティ技術、主要製品のAI基盤ソフトウェア体験改善、Tizen OS、SmartThingsプラットフォームの進化等の多彩な戦略とビジョンが紹介された。
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