2024.10.07
【国際】国連、「2024年国際電子政府調査報告書」を発表
国連は9月17日、「2024年国際電子政府調査報告書」を公表した。加盟国193か国を対象に、各国の電子政府の進展状況を、オンラインサービス、電気通信インフラ、人的資本の観点から評価する「電子政府開発指数(EGDI)」をベースにランク付けするもので、デンマーク(0.9847)、エストニア(0.9727)、シンガポール(0.9691)がトップを占め、次いで韓国(0.9679)、アイスランド(0.9671)、サウジアラビア(0.9602)、英国・北アイルランド(0.9577)、オーストラリア(0.9577)、フィンランド(0.9575)、オランダ(0.9538)、UAE(0.9533)、ドイツ(0.9382)、日本(0.9351)の10か国が続いている。また、各国のEGDIに応じて、最上位・上位・中位・低位の4グループに分類し、前回の2022年調査の結果と比較しており、最上位グループの国数が60か国から76か国に増加するなど、電子政府分野の取組みが世界的に進んでいると分析している。特にアジア地域の10か国が最上位グループに加わり、同地域の取組みが進んでいるが、反面、アフリカ地域の多くの国がEGDIの世界平均を下回っているところから、地域間の格差是正が課題として指摘されている。