2024.09.26
【国際】世界初の法的拘束力を有する「AI国際条約」に10の国と地域が署名
9月5日、欧州評議会の世界初の法的拘束力を有するAIの国際条約「AI並びに人権、民主主義及び法の支配に関する欧州評議会国際条約」に、アンドラ、グルジア、アイスランド、ノルウェー、モルドバ共和国、サンマリノ、英国、イスラエル、米国及び欧州委員会に代表されるEUが署名した。日本はオブザーバとして欧州評議会の議論に参加をしていたものの、署名は行っていない。この国際条約は、EUの「AI規則」とも整合性が採れた内容となっており、人権、民主主義及び法の支配へのAIシステムの適合性を確保しつつ、イノベーションと信頼性も可能にする。リスクベースアプローチ、透明性の確保、リスク管理義務等、AI規則の重要な概念が多数盛り込まれている。