中国版スターリンク初回18基の打ち上げが8月6日に実施され、予定の軌道入りに成功した。「千帆星座」と呼ばれる中国版スターリンクの構築計画は2023年から開始し、年内には108基の衛星の打ち上げ、2025年末までに計648基、その後の2027年末までにさらに648基を打ち上げ、一期目には1,296基からなる衛星通信網の構築を完了し、2030までに1万4,000基に及ぶ低軌道広帯域衛星のネットワークを整備する。「千帆星座」プロジェクトを担う国有企業の上海垣信衛星科技有限公司は2018年3月に上海市の出資で設立され、今年初めに67億元(約1,376億円)に及ぶAラウンド融資を完了した。なお、中国には「千帆星座」のほか、中国星網のGW星座、藍箭科技傘下の鴻擎科技のHonghu-3星座などの計画もある。これまで、ITUに5万1,300基の衛星の打上げを申請しており、このうち、上海垣信衛星科技有限公司は既存の1,296基に加え2万7,808基を申請した。
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