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ICTワールドニュース

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2024.08.05

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  • 米国

【米国】連邦政府サービスにもクラウドストライク関連の影響

大手サイバーセキュリティ会社、クラウドストライクは、7月19日、同日にプッシュ配信したセキュリティソフトのアップデートの欠陥が原因で、Windows OSが停止し広く障害が発生したと発表した。なお、同社は、この障害はサイバー攻撃によるものではなく、東部標準時午前6時前に「問題は特定され、修正プログラムが提供された」と発表した。当該障害により、連邦政府、州・地方政府(SLG)のサービスも停止。社会保障庁(SSA)の事務所は同障害の影響で1日閉鎖され、複数の州で911サービスが中断された。

国土安全保障省(DHS)とサイバーセキュリティ・インフラストラクチャ・セキュリティ庁(CISA)は「クラウドストライク、マイクロソフト、連邦政府、SLG、重要インフラのパートナーと協力し、システム障害の評価と対処を行っている」と発表している。CISAはこの障害の影響を監視しており、障害の影響を受けている全ての人に対して、フィッシングやその他の悪意ある活動に注意するよう呼びかけた。FAAは米国東部標準午前6時前に、「米国航空会社のITはシステムに影響を与える技術的問題を監視している」とし、いくつかの航空会社が「問題が解決するまでの地上停止に関するFAAの支援を要請している」と述べた。FCCは、911を含むサービスの中断を招いたシステム停止の報告を認識しており、他の連邦機関と緊密に協力し、支援の提供、障害範囲の判断を行っていると述べた。なお、この問題は、アラスカ州、アリゾナ州、インディアナ州、ミネソタ州、ニューハンプシャー州、オハイオ州など、いくつかの州の救急サービスに影響が出ている。

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