移動体通信インフラ事業者の中国鉄塔は7月18日、発足して10年となる。この間、主要通信事業者3社の新設鉄塔の共同利用比率は当時の14%から85%に上昇した。これにより、112万4,000の鉄塔の建設が少なくなっており、6万2,000ムー(約6.1平方キロメートル)の土地の節約、2,016億元(4兆3,681億円)に及ぶ投資、1,600億元に及ぶ運営費用の節約につながった。中国鉄塔の取組みによって、3大通信事業者の利用できる基地局数は1.5倍に増加し、病院やミュージアムなどを含む屋内カバー面積が116億平方メートルを超え、高速鉄道や地下鉄の距離数は4万3,000kmを超えた。また、中国鉄塔はこれまで、22万か所を超える鉄塔にハイビジョンカメラ、レーダー、IoTセンサーを取り付け、「鉄塔+ビッグデータ+AI+エッジコンピューティング」モデルを構築し、環境保全、水利、災害対応といった40の業界に向け情報サービスの提供を行ってきた。
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