アップルは、6月10日に開催した開発者向けイベントにおいて、同社デバイスにAI機能を導入することを明らかにした。蓄積されたメールや写真をもとにした文章生成や画像・絵文字生成が可能になるほか、音声アシスタント「Siri」が音声で複雑な指示に対応できるようになる。AI機能は自社開発の生成AIシステム「Apple Intelligenceによるものだが、音声応答の一部にはオープンAIの対話型AI「ChatGPT」を利用する。また、セキュリティーとプライバシーの観点からAI機能の大部分はデバイス上で実行するが、それができない機能については新しいクラウドベースの「Private Cloud Compute」を利用する。その他、同社は、RCSメッセージ・サービスをサポートすることや、衛星経由のテキストメッセージ・サービスを緊急時以外にも拡大する方針を明らかにした。
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