2024.05.14
【フィリピン】マルコス政権、全国光ファイバ構築プロジェクトを開始
情報通信技術省(DICT)は4月20日、マルコス政権が進めるデジタル都市(Bayang Digital)構想の一環で、全国を光ファイバネットワークで結ぶ国家プロジェクト「国家ファイババックボーン(NFB)」を開始したことを発表した。2026年末までにラオアグ市(北イロコス州)からケソン市(マニラ首都圏)までを1,245kmの光ファイバで結ぶもので、国内の約700万人を光ファイバ接続し、同カバレッジを33%から65%に引き上げる。また、接続料金を1メガビット当たり5USDの低額に設定し、インターネットへのユニバーサルアクセスを確保する。プロジェクトは6段階で進められる。第1段階では14州を対象に、北部中部ルソン地域、マニラ首都圏のほか、軍用基地の民生転換開発公社(BCDA)が保有する四つの経済区域、二つの国家データセンタなどを結ぶ。