運輸省は、3月18日、ドローンと電動航空機の発展を目的とした「飛行の未来(Future of Flight)」アクションプランを発表した。官民協力により、イノベーション、セキュリティ、安全性、排出量削減のバランスを取り、2030年までに空飛ぶタクシー、犯罪対策ドローン、緊急999医療ケアサービス用ドローンを実現する。具体的には、2026年までにパイロットによる空飛ぶタクシーの初飛行と2028年までのサービス開始、2027年までにドローンによる定期配達、2030年までにパイロットを乗せない自律飛行型空飛ぶタクシーのデモ等、人と物資の輸送方法を変革する計画が示されている。
その他、目視外(BVLOS)ドローン運航の促進、電動垂直離着陸機(eVTOL)の運用確立による小規模飛行場の活性化、公共安全のためのドローン・セキュリティ基準の開発、地域コミュニティの参画等に関する内容も含んでいる。同アクションプランでは、ドローン技術が10年後までに英国経済を450億ポンド(約8兆6,652億円)増大させると見込んでいる。
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