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カナダ政府は、2月26日、SNS事業者に対して有害コンテンツの迅速な削除を義務付け、特定の国民・人種・政治的集団などの大量虐殺を提唱または助長した罪で有罪となった者の最高刑を終身刑とする法案を提出した。この「Online Harms Act」法案は、児童を性的に搾取するコンテンツや本人の同意なく投稿された性的な（intimate）コンテンツを、監視及び審査プロセスを経た上で24時間以内に削除することを義務付ける。これに違反した企業は、世界総売上の最大6％に相当する罰金が科される可能性がある。また、コンテンツプロバイダには、ペアレンタルコントロールや安全な検索設定、子供向けの特別な保護対策、いじめや自傷行為に関連するコンテンツを含む7カテゴリーに分類される有害コンテンツとの接触機会の低減といった対策の導入も義務付けられる。

同法案は、ソーシャルメディア、ユーザー投稿型成人向けコンテンツ／ライブストリーミング・サービスを対象としているが、暗号化されたプライベートメッセージ・サービスは対象外としている。同法案は今後、議会委員会、上院で審議されることになる。