英国とオーストラリアは2月20日、オンラインの安全とセキュリティに関する覚書に調印した。違法コンテンツ、子どもの安全、年齢保証、テクノロジーが助長するジェンダーに基づく暴力、生成AI等による被害への対処等、幅広い問題をカバーしている。英国の「2023年オンライン安全法」、オーストラリアの「2021年オンライン安全法」等、両国の世界最高水準の規制体制を強化するもので、両国のオンライン環境を世界で最も安全な場所にすることを目指す。両国が共有する、オンラインとオフラインの両方における人権、基本的自由、民主主義、法の支配等の立場を明確に打ち出す。両国政府は、直接対話、二国間および多国間の協調的関与、規制への関与、研究プロジェクトの共有、設計上の選択がもたらす安全上の課題解決に向けた産業界との協力等の分野で、より緊密な協力を約束。これにより両国は、国際的な課題解決をリードし、オンライン上の危害への取組みに関する世界的なコンセンサスの形成を目指す。英国の科学イノベーション技術省（DSIT）とオーストラリアのインフラ・運輸・地域開発・通信・芸術省（DITRDCA）が、双方の関連省庁との協力のもとで、本覚書の実現に向けた取組みを進める。
英国・政策に関する詳しい情報はこちらへ