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ICTワールドニュース

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2023.09.15

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  • ドイツ

【ドイツ】新国家データ戦略を閣議決定

連邦内閣は8月30日、デジタル運輸省、経済気候保護省、内務省が共同で提出した新国家データ戦略(「データ活用による進歩/新しく効果的で将来を見据えたデータ使用のためのより多くのより良いデータのための戦略」)を閣議決定した。新しいデータ戦略の焦点は、データの提供と使用の増加にあり、データへのアクセス、可用性、効果的使用、相互運用性が強化される。この目的のために、欧州の法的枠組み、オープンデータ、データ保護、競争基準、データスペース等、さまざまな分野に焦点を当てている。また、技術の進歩とデータ駆動型のイノベーションは、基本的および知的財産権を適切に考慮する必要があるとしている。

データは、社会、ビジネス、科学、公共部門のデジタルおよび生態学的変革の中心で、オープンデータの可能性を含むドイツの多くのデータは未利用のままである。例えば、工業的に生成されたデータの約80%は現在再利用されていない。地域によっては、データ量が少なすぎる、不適切である、または品質が不十分であるデータが依然として収集されている。さらに、利用条項の不備から、データの多くが利用できない、アクセスできない、相互運用できない、または再利用できないことがある。このような状況を改善し、データの可能性をより有効に活用する必要がある。このため、新しいデータ戦略の焦点は、データの提供と使用の増加にあり、データへのアクセス、可用性、効果的な使用、相互運用性が強化されることとなる。この目的のために、新たなデータ戦略は、ヨーロッパの法的枠組みやオープンデータからデータ保護、競争基準、データスペースまで、さまざまな分野に焦点を当てている。技術の進歩とデータ駆動型のイノベーションは、基本的および知的財産権を適切に考慮する必要がある。

なお、連邦政府のデータ戦略は、市民社会、ビジネス、科学、公共部門など、社会のあらゆる分野に対応し、効果的で将来を見据えたデータ利用への共同コミットメントは、新たな経済的可能性を開き、さらなる進歩の基礎を形成する。

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