連邦通信委員会（FCC）は4月11日、衛星政策の見直しと近代化を目的に、宇宙局を正式に設立した。これまで衛星政策とライセンスは、国際通信とともに国際局が担当していたが、FCCは2022年11月、同局を宇宙局と国際関係室（OIA）に分割することを提案し、2023年初頭にこれを承認していた。ローゼンウォーセルFCC委員長は、この組織再編により、衛星新時代のより広範な宇宙経済を支援できるようになると述べている。宇宙局は、政策分析、規則作成、衛星・地球局システムの認可を行い、米国政府機関の間で宇宙政策を調整する中心的な役割を果たすことになる。
また、宇宙局局長に就任したジュリー・キアーニー氏は、同局は宇宙における米国のリーダーシップを促進するだけでなく、規制プロセスの透明性と合理化された申請プロセスに重点を置くとしている。また、宇宙局の優先事項として、新しい宇宙活動の促進、宇宙安全規則の更新を挙げており、FCCが4月の定例会合で議題とする非静止軌道上の周波数共有に関する命令案が、同局が出す最初の命令になるとしている。
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