ChatGPTを契機に世界的に生成AIへの対応・政策の在り方の議論が急拡大している。韓国ではICT省庁の科学技術情報通信部が4月7日、有識者で構成する第2期AI倫理政策フォーラムを立ち上げ、ChatGPT等生成AI普及に対応するAI倫理と信頼性確保に向けた本格的議論を開始した。この日のフォーラムでは昨年意見をまとめた「AI倫理基準実践に向けた自律点検表（案）（チャットボット、作文、映像分野）」及び「信頼できるAI開発案内書（案）」を公開。今後はフォーラムで関連技術と倫理問題に対する国内外動向を把握したうえで、バランスの取れた視点で韓国のAI倫理政策方向を提示し、関連の主要政策課題に対する議論も進める計画である。フォーラムは、倫理・技術・教育をテーマとした三つの分科会を運営して議論する。韓国では今のところ、ChatGPT等生成AIへの具体的規制に向けた動きは見られないが、今後社会的問題の浮上を契機に急速な措置に傾く可能性もある。
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