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2023.04.05

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【中国】百度、対話型AIサービス「ERNIE Bot(文心一言)」を発表

百度(Baidu)は3月16日、対話型AIサービス「ERNIE Bot(文心一言)」を公開し、文章創作、ビジネス文書作成、数学の推論、中国語の理解、マルチモーダル生成という五つの利用シーンを紹介した。

文章創作のシーンでは、百度の知識強化型大規模言語モデルに基づく「文心一言」はSF小説『三体』のコアコンテンツを要約し、五つの視点から、続きを書く場合の提案を示した。Q&A、要約分析、コンテンツ創作生成の総合力を示した。ビジネス文書作成のシーンでは、プレスリリースの作成といった創作タスクをこなした。「文心一言」の大規模言語モデルの学習データには、数兆件のウェブデータ、数十億件の検索データや画像データ、1日平均数百億件の音声通話データ、5,500億件の事実に関する知識グラフなどがある。数学の推論のシーンでは、人間の論理的思考力を鍛える定番の問題タイプである「つるかめ算」を理解し、問題の正しい解き方を持ち、ステップバイステップで正解を導き出した。中国語と中国文化理解の面では、「洛陽紙貴(書物が飛ぶように売れる――訳注)」という慣用句の意味とそれに対応する経済理論を正しく説明し、「洛陽紙貴」の四文字を使った蔵頭詩も詠んだ。マルチモーダル生成の面では、テキスト、画像、音声、動画の生成能力を示し、四川語などの方言音声の生成までも行うことができた。

3月16日より、「文心一言」公式サイトにて、ユーザはベータテスト募集コードでサービス体験ができるようになる。また、百度のクラウドサービス「百度智能雲」では、法人向けの「文心一言」APIインターフェース呼び出しサービスが近日中に公開される予定である。

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