通信庁（Ofcom）は、3月13日、5Gを含むモバイル技術向けにミリ波帯の26GHz（24.25ー27.5GHz）と40GHz（40.5GHzー43.5GHz）の6GHzを開放すると発表した。大容量無線データ通信と高速通信の提供、英国全土でのモバイルサービスの改善と革新的な新サービスの実現につなげる。ミリ波帯は特に、駅、サッカースタジアム、コンサート等のユーザが多く集まる場所や会場での速度低下の防止に有効と考えられている。また、バーチャルリアリティ、ファクトリーオートメーション、インテリジェント輸送システム等の新しい無線アプリケーションでの活用にも期待がかかる。Ofcomは、ミリ波帯の利用は都市部などデータトラフィックが多い地域に集中すると予想している。オークションにより市街全域（citywide）免許を付与するとともに、先着順でよりローカル色の強い共有アクセス（Shared Access）免許を付与する考えである。現在、市街全域免許のオークションの設計、市街全域向け及びローカル向けの免許条件、及びこの周波数の利用者調整についての提案について諮問中である。
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