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カナダ政府は、9月7日、国内移動通信事業各社が、大規模通信障害発生時に緊急ローミングやその他の相互支援を確保・保証する正式な合意に達したことを発表した。この合意は、7月8日に発生したロジャース・コミュニケーションズの、15時間以上にわたりサービスが停止した大規模通信障害を受けて結ばれたもの。

フランソワ・フィリップ・シャンパーニュ・イノベーション科学産業大臣は声明で、移動通信サービス、インターネットサービスを提供する多くの通信事業者は、サービスの信頼性を保証するために多くの義務を負うことを約束したとし、9月9日現在、これらの事業者の1社で大規模な障害が起これば、他の事業者が通信を提供することになっていると述べている。

シャンパーニュ大臣は今回の合意とは別に、国内通信ネットワークの信頼性を向上させる一連の追加措置を発表しており、カナダ・セキュリティ通信諮問委員会（Canadian Security Telecommunications Advisory Committee：CSTAC）には、全国で信頼性の高い通信ネットワークを確保するためのさらなる対策を6ヵ月以内に策定するよう指示している。また、イノベーション・科学・経済開発省にも適切な規制措置の見直しを指示したと述べた。