2022.09.22
【ミャンマー】通信大手Ooredoo、ミャンマーの通信市場から撤退へ
カタールの通信大手Ooredooグループは9月8日、ミャンマーの通信市場から完全撤退することを発表した。Oorendooグループの子会社で、ミャンマーで通信事業を展開するOoredooミャンマーを保有するOoredoo Asian investmentsの株式100%を5億7,600万USDで売却することでシンガポールの投資会社Nine Communicationsと合意しており、ミャンマーの通信規制当局の承認を取得次第、市場撤退を完了する予定。Ooredooミャンマーは、同国政府の電気通信市場開放政策により、2014年に設立されたが、現在の軍政下においてインターネットや言論への管理が強化され、外資系通信プロバイダに対する圧力が強まる中、戦略方針を全面的に見直し、事業売却を決定したとしている。Ooredooと同時期にミャンマー通信市場に参入したノルウェーのテレノールが今年3月に同国市場の撤退を完了しており、今回の取引が実現すれば、同国最後の外資系通信プロバイダがミャンマーから撤退することになる。