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ICTワールドニュース

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2022.07.22

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【EU】欧州議会、デジタルサービス法とデジタル市場法を大差で可決

欧州議会は7月6日、デジタルサービス法(DSA)とデジタル市場法(DMA)を大差で可決した。DSAについては今年の4月23日、一方のDMAについては3月24日にそれぞれ欧州理事会と欧州議会が政治的合意に達しており、今回の採決はこれに続くもので、DSAは、賛成539票、反対54票で、DMAは588対11であった。両法によって構成されているデジタル・サービス・パッケージは、2020年12月に欧州委員会が提出したもので、欧州委員会は、これについてEUレベルで適用される、オンラインプラットフォームに対する世界初となる包括的なルールブックであり、基本的権利に基づいたより安全かつオープンなデジタル空間を創出することになると強調している。

次のステップは欧州理事会による正式な採決となるが、DMAについては7月18日に承認され、DSAについては9月になることが見込まれている。両法はEU官報掲載から20日後に発効することとなる。

さらにDSAについては発効から15か月後、または2024年1月1日のいずれか遅い時点からEU全域に直接適用される。DMAについては法施行後6か月後から適用開始となり、規制対象となるゲートキーパーに対しては新たな要件を満たすために最大6か月間の猶予が設けられている。