民営化20周年を迎えた総合通信キャリア最大手KTは6月前半、2026年までの今後5年間の成長に向けた未来計画を発表した。2022年から2026年までにネットワーク、DigiCO（デジタルカンパニー）、ベンチャー・スタートアップの3分野に27兆ウォン（約2兆7,000億円）を投資し、デジタル人材育成と同時に2万8,000人を直接雇用する方針。テレコム分野には5年間で12兆ウォンを投資し、災害復旧センターの首都圏外地域拡大、ネットワーク安定性のため中核サービスの迂回経路拡大、5G/6G等デジタルインフラ高度化に力を入れる。特に、AI、ロボット、クラウド、メディア、コンテンツ等のDigiCO分野にも12兆ウォンを投じて国のDXをけん引する。具体的サービスとして、AI活用コールセンターのような新事業、AIスピーカーのデータを連携したロボット事業に現在力を入れている。これらの主力事業に1.5兆ウォンを当時、映像AI、CCaaS（Contact Center as a service）、大型AI事業を発掘してロボットプラットフォーム事業拡大を図る方針。また、最初に言及した27兆ウォンとは別途でコンテンツ分野に約6兆ウォンを投じ、国内メディア分野エコシステム発展にも貢献する方針。
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