2022.02.15
【ベトナム】グエン・マン・フン情報通信相、6G推進の展望を示す
ベトナムの情報通信大臣は2022年度の通信分野における主要任務に関する会議で、ベトナムは6G技術に関して、世界をリードする国々と足並みを合わせなければならないと、6Gに関する展望を示した。同大臣は、同国が6G運営委員会を設置している世界10か国の内の一つであることを強調し、また、情報通信省が6G商用化よりも前となる2028年にも6G用周波数免許を付与する可能性についても言及している。同大臣はその他、ベトナム製コンテンツを30%へと引き上げることや、5G機器などで、ベトナムを代表するようなハイテク製品を生み出す必要性についても指摘した。
ここ数年、国内の通信産業は横ばい状態であり、ベトナム政府は、第二のイノベーションとなる新たな成長のためにはクラウド・コンピューティング及びデジタル・プラットフォームなど高成長率が見込めるデジタルインフラ開発が必要であるとして、デジタルインフラへの移行を最優先事項として挙げている。政府は同分野に関して、2025年までに世界トップ30か国以内に入り、先進国と同等のネットワーク品質の確保を目標としている。グエン・マン・フン大臣は、同目標達成のために、2022年は6G技術開発及び国内5G網構築を推進し、また国内企業に対して5G及び6G分野への投資を促し、それに対する政府の追加支援についても約束している。